「直筆メッセージ」によせて

 

 

 

いつも「直筆メッセ−ジ」への様々な感想ありがとうございます。
まだこれからも載せてくださる方がいらっしゃるかもしれませんが,ここで、「直筆メッセ−ジ」を書く上での僕のスタンスというものを書かせていただきたいと思います。
新しい方も沢山いらっしゃいますので・・・

「直筆メッセ−ジ」は,僕自身に対しての戒めであったりします。
書いているうちに,「こんな事も思ってたのか・・・」といったような事に気ずかされた事は多々あります。
そして自分で筆を進めながら,いつのまにか、「こういう人間ではありたくない」と自分が強く思っている人間に、自分自身がなっている事に気ずき愕然とする時もあります。
僕はこの「直筆メッセ−ジ」を書くことによって,自分自身と、そして自分でも見えない自分と対話をしているのかもしれません。

人はいくつもの「顔」を持っていると思います。
様々な局面で,様々な「顔」が覗くのではないかと思っています。
でもそれは,多重人格とかそういうものではなく、誰でもが持っている当たり前の姿で、だから人はそんな違う自分に出会った時に狼狽し、そういう姿を他人(ヒト)に見られないようにしようとするのではないのでしょうか。
だから,自分しか知らない自分は沢山いる訳で・・・
でもそれは異常な事でもなんでもなく,ごくごく当たり前の出来事なんだなと近年思うようになりました。
勿論,自分の様々な顔を見るにつけ、激しい自己嫌悪に陥る事は今でも多いのですが・・・

何か自分で,「これは間違っていた」とか、「これをはじめてみよう」と思い行動しようと思った時に、「もう遅い」という事は、年齢とは関係ない事だと思っています。
30代だろうが,40代、50代、60代、70代、80代、90代、100代だろうが、「遅い」という事はないと信じています。
何かに気ずかされたりする事は,他人(ヒト)に言われたりとか、何かを見たり読んだりしてとか、自分でとか、様々だと思いますが、大事なのは、その後に、その事実をどのように自分の中で処理していくのかだと思っています。
勿論そのままにしておく事もできます。
でもやはり一度気ずいてしまった事はそのままにしておく事もできず,何とかしようともがきながらも何とかできずに、何度も同じ間違いを繰り返してしまったりする事もあります。
でも,繰り返しながらもその事柄を忘れずにいる事、それが、少しでも前へ進む道につながっているのだなぁと、僕は思う事が出来るようになってきました・・・

僕の中で「直筆メッセ−ジ」は,「エッセンス」の中で一番の重きを置く「へそ」のようなものです。
これからも僕は,昔から言われている事なんですが、自分自身が思った事、感じた事等を、「バカ正直」にここに吐露していきたいと思います。
オブラ−トに包まないという事は,生身の自分をさらけ出す事で、勿論、全ての人が好意的な目で見てくれるわけではないという事は重々承知の上ですが、「書く」という行為が気持ちのいい事である部分は「エッセンス」上でも多くあります。
しかし,「痛み」をともなう事も書いていこうという行為も続けていかなければと、自分で勝手に思ったりしています。

何もしなければ,何も書かなければ、自分からアクションを起こさなければ、何事も起こらず、様々な波紋も起こる事はないのでしょう。
日々は淡々となだらかに過ぎていくのでしょう。
しかし,それでは自分のHPをやっている意味はありません。
だから僕は,この「エッセンス」が続く限り、自分の思いを、考えを、自分でも気ずいていなかった自分の気持ちを載せ続けていこうと思っています。
書かれた事に不快な感情を抱かれる方もいるかもしれません。
でも,そういった事も含めて、僕は僕の心の深い部分を書きつずっていこうと思っています。

だって,ここは自分の「ホ−ム」なのですから・・・
自分の家の中で背広を着こみ, ネクタイをしめていたくはありません。
そんな僕を,ここでは皆さんに見ていただきたいです。

最後になりましたが,もう僕はこの事を何度も言っているんですが、この「エッセンス」に様々な風を吹かせてくれている皆さん、訪れてくれている皆さんにはいつも感謝しています。
いつも不器用な僕を支えてくれて・・・「ありがとう!」・・・

  


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