BARBE ROUGE

L&KONDO Barbe Rouge Food Blouson

これが今回手に入れた品の正式名称だ。
BARBE ROUGE(バーブ ルージュ)とは,フランス語で「赤髭のオヤジ」という意味。
洗練されたイタリアンレッドが美しい,最上級のカ−フレザ−で仕立てられた「逸品」だ。
5年程前,僕が「ル・コンド」を知り、何度か「アトリエセ−ル」にお邪魔していた折「バ−ブ ル−ジュ」にも袖を通させていただいていたのだが、流石に手を出す事が出来ずにいた。
何せ「ル・コンド」が誇る,最上級ラインなのだから(今は完全受注生産の筈だ)。
僕が知る限り「バ−ブ ル−ジュ」シリ−ズはスリ−タイプで展開されているのだが、その中でもトップに位置する、この「フ−ドブルゾンタイプ」が僕は当時から気になっていたのだ。
実は,つい先日、ある場所で行われた「ファミリ−セ−ル」の招待状を頂き、久しぶりに、デザイナ−である近藤さんにお会いしてきたのだが、そこに目玉商品として、ライダ−スタイプの「バ−ブ ル−ジュ」が一点出品されていたのだ。
しかしサイズが合わなかった。
僕はセ−ルの二日目に行ったのだが,これにはやはり袖を通す人は多かったのだが、小さすぎて残ってしまっていたという話であった。
「バ−ブ ル−ジュ」がセ−ル価格で出る事など本当に「稀」と言っても良かった。
久しぶりに見たイタリアンレッドは神々しくさえ見えたものだ。
それから数日後。
僕は「バ−ブ ル−ジュ」と,オ−クション上で再会を果たす事になる。
それも「フ−ドブルゾンタイプ」と。
しかも「ル・コンド」の検索には引っかかってこない場所で。
状態は,3年程前に購入、試着のみ後、自宅保管。
プラス,サイズはOKで、幸いな事に、入札は僕だけであったのだ(眼を疑うような信じられない値であった)。
僕はいつの頃からか「ショッピング」も仕事のような位置付けをするようになり「オ−クション」内も非常に細かくネットサ−フィンをしていくのだ。
(イベント関係で多くの舞台を踏ませていただくようになったからというのが正直なところであるのだが)
すると極々稀に,信じられないような「逸品」に遭遇する事がある。
だから尚更オ−クションにのめり込んでいくのかもしれない。
話を元に戻して。
選んだもう1つの理由,それは・・・
「ブロンプトン」(折り畳み自転車)に乗るようになり,サイクリングにも使える(こいつにも合う)冬用のレザ−ジャケットが一着欲しいなと思うようになったからなのだ。
それに「バ−ブ ル−ジュ」は,まさに「バイク」や「自転車」に乗る人の為に生み出された、機能的なアイテムでもあるからだ。
先日「バ−ブル−ジュ」をデビュ−させたのだが「イタリアンレッド」が「ブロンプトン」のクリ−ム色とマッチしていてとても映え、美しいのだ。
芸術的とさえ言っていいのかもしれない。
街を走っている時,ガラスに映った「ブロンプトン」に跨る自分を見た時,思わずニヤケテしまうのだ。
「バ−ブ ル−ジュ」に惚れ直してしまうのだ。

「さて,今年は、あと何度ツ−リングに出られるだろう」
情熱の赤と共に,僕は来年から迎える「50代」のシ−ズンを、軽やかに、そして一歩づつしっかりと、歩んでいきたいと思っている。

そう,心に「イタリアンレッド」を抱いて・・・



2010/12/22(水)22:25 自宅にて


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