がんばれ!ニッポン!!

3・11の地震の日から,もう2週間が経ちます。
あの日以来「自分に出来る事は何か」と考え続けてきた人はとても多かったと思います。
それはこれからも。
僕もそればかり考えてきていたように思います・・・

「遙か祭2011 〜桜花恋模様〜」の中止を知ったのは,朝6時、前泊していたホテルの部屋ででした。
前日の震災当日。
僕はとにかく準備を続けようとパシフィコを訪れ,スタッフと無事を喜びあった後、控え室に入り、届けておいた衣装を広げ、公演事に確認しながらハンガ−ラックに掛ける作業をしていました。
その段階では,まだ中止かどうかの結論が出ていなかったので、僕には、とにかく「明日の為に」という考えしかありませんでした。
スタッフに,決定が出たら連絡をして欲しい旨をお願いし、部屋番号(20階)を伝えた後、ホテルに戻りました。
悶々とした夜の中,時々館内放送の鳴り響く部屋で僕の取った行動は「公演」のシュミレ−ションでした。
余震が続く中,僕には進行台本を食い入るように見つめていることしか出来なかったのです。
そして。
朝6時,ドアの下にひっそりと挟まれていた手紙に気が付きました。
未だエレベ−タ−は動かず,携帯も通じません。
そこには「公演中止」を知らせる文章が。
「こんな時間まで頑張ってたんだ・・・」
記載時刻は,2時45分。
部屋のカ−テンを開け放った向こうには,光溢れる横浜の街が広がっていました。
いつもと変わらない,横浜の街が広がっていました・・・

その後,会場を再び訪れ、衣装を纏め、宅配のお願いをした後、帰り際,プロデュ−サ−と「再演は必ずやりましょう!」「リベンジしましょう!」と,堅く堅く握手を交わしていました。
その思いは,スタッフ・声優陣ともに一緒です。
ファンの皆さんも同じでしょう。
一人一人の思いは小さいかもしれないけれど,その思いが降り積もっていけば、とても大きな暖かい「希望」へと繋がっていくのだと思います。
再び「聖地」で皆さんと再会できた折りには,大輪の笑顔を光にかえて、横浜の空から、被災地へ、全国へ届けましょう。
全ての人が「自分に出来る事」を,例えそれがどんなに小さな事でもやり続ければ「ニッポン」は必ず復興すると信じて。

がんばれ!ニッポン!!


2011/3/25(金)11:17 自宅にて


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