黄色いカ−ブとアロハの季節

今の時期で一番好きな風景はと言われて最初に思い浮かべるのは,やはりこの「風景」だろう。
それは相模線が「北茅ケ崎」の駅を過ぎ「茅ケ崎」駅へと続く最後のゆるいカ−ブを右に廻り始める辺りに広がっている。
右側と左側に黄色い花が咲き乱れていて,まるで花達に祝福されているかのようなとても幸せな心持ちにさせられるのだ。
「行ってらっしゃい!気をつけてね!!」とか「大丈夫だよ!」などと,満開の笑顔のエ−ルを送られているかのような。
この黄色い花はこの季節ほうぼうで沢山咲いているのだが,僕にはこの花の名前が分からない。
先日「帯広」を訪れた際にも,空港から市街地に入る間、ほうぼうに咲き誇っている「黄色い花」の群落に目を奪われていた事を思い出す。
その花は「タンポポ」だと分かったのだが。
「黄色」という色は,人の心を華やかにしてくれるように思う。
ウキウキした気分になり,心が自然に「活性化」されるようだ。
「花の命は短くて」とは良く言われるが,だからこそ「心」にも大いなる潤いを与えてくれるのかもしれない。
それプラス。
これから季節が夏へと巡ろうとしている中。
必ず「こいつ」に袖を通すようになった。
いつからか,夏を肌が感じた瞬間から「アロハ」の出動と心に決めている。
一番長く着ているやつは,いいヴィンテ−ジ感を醸し出してくれており、羽織ると何か「安心」するのだ。
最初は色々なタイプのアロハを探し歩いていたのだが,最近では「こいつらをキチンと当たり前に着てやらないと」と思い、戦力はそのままで「どんどん着込んでいこう」という考えに変わっていった。
僕は大きめのサイズをゆったりとザックリと羽織るのが好きだ。
シルバ−&パワ−スト−ン達との相性もバッチリで。
これらの「相棒達」と共に,僕はこれからの季節を自由に泳ぎ回りたいと思う。

今日も僕は「あの風景」に逢いたくて「相模線」の先頭車両の一番前に陣取る事だろう。

お気に入りの「アロハ」に身を包まれながら・・・



2013/6/8(土)13:00 自宅にて


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